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北方謙三-三国志(一の巻)(文庫)

三国志 (1の巻)
さて、言わずと知れた三国志ですが。私は今年になって初めて三国志と触れ合いましたよ。中学校の頃に友達が数人固まって光栄の三国志の話で盛り上がってましたが、何の事だかさっぱり分からないし興味も無い時を過ごしておりましたよ。
今年になって何か読むものねえがぁ〜とbookoff(心の底から読みたい物意外にはケチな男ですから)の新書コーナーでなんとなく手にした三国志演技解説書。読んでみたところ、今まで思ってた難しそう(名前が漢字だし・・・)なイメージと違って随分と物語として読ませる物になってるみたい。それでは三国志演義を訳した本でも読んでみようかと探してみたけど、なかなか見当たらない。んじゃあ〜適当に、またしてもbookoffで探してみると名前は見たことがある北方謙三の三国志一巻があったので買ってみました。やばいです北方先生、とても・・・面白いです。2巻からはちゃんと新品で買ってます。まだ3巻までしか買ってないし2巻読み終わってないけど。
 これが13巻まであるとは先が長いけれどそれだけ長く楽しめるということで喜ばしい事です。漢たちの熱い生き様がせつせつと書き連ねられててその世界観にどっぷりとつかってしまいますが、肝は劉備の描き方かな、と思います。三国志演義では劉備は聖人君子、心の底から徳の人として描かれている様で、例えば何万の民を引き連れて行軍する時に、体力のない民が疲弊していく様を見るにおよび、自分さえ存在しなければ民がこのように苦しまなくてすむと思い入水自殺を試み周りに止められる、などとありえない人物として描写されているらしいですが・・・そんな中途半端なところで自殺なんてされたら周りが一番困るじゃないか!というのはさておき、あまりに良い子すぎて偽善っぽくなってます。北方版の劉備は世間の評判は得の人だけれど、自身は立ち回りを考えに考えてそういう行動を取っているだけという設定になってます、怒った姿を見せないように関羽や張飛に止められたり。また曹操や呂布など周りの武将が強大になっていく様に嫉妬したりする人間臭い人物になっているので違和感なく読み進められますよと。漫画になるけど、蒼天航路の劉備は三国志演義の対極だろうなぁ。馬車に乗って敵から逃げてる時に自分が助かる為に馬車を軽くしようと、自分の子どもをどんどん外に放り出すんだから・・・とんだ人でなしですよ。
しかし、ホントその時代に生まれなくて良かった。何万人単位の合戦の最前線などに立たされた日には小便ちびりますよ私は。全然比較にならないけど夕方の渋谷のスクランブル交差点で信号待ちしてるときに反対にズラァーっとならんだ人の群れを見て、コレが戦だったらと妄想してみました。 無理、ぜったい嫌だね、交差する瞬間に「ああ、これは死ぬな」と思いました、現代万歳(超適当)。
00:46 | 小説 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑